~2024年6月のお菓子~

~2024年6月のお菓子~
レ エテ ジョワ
L été joie

夏の訪れの喜びを、目にも美しい9層のガトーで表現しました。

オレンジ、ミュール(ブラックベリー)、フランボワーズ、ココナッツの織りなす香り、柑橘の酸味、ムースリーヌにはピールを、生地には果皮を混ぜ込んでいて、ジュレとともに食感の妙もお楽しみいただけます。

¥820(本体価格¥760)

◆ジョア◆

今月のお菓子「レ エテ ジョワ」は「夏の喜び」という意味で、この「joie」、皆さんご存知の「ヤクルトジョア」も、製品化できた「喜び」を込めて名付けたのだとか。

フランス語で「喜び」を表す言葉として「plaisir」がありますが、こちらはジャン・ポール・マルティーニの名曲『愛の喜び(Plaisir d’Amour)』で知った方も多いのではないでしょうか。ジャン・ピエール・クラリスの美しい歌詞は〈愛の喜びは一瞬の輝き 愛の苦しみは一生の痛み〉と切ない恋心を歌います。世界中の歌手がカバーしていますが、プレスリーは『好きにならずにはいられない(Can’t Help Falling in Love)』と歌い、大ヒットさせました。

「plaisir」と「joie」との違いを調べてみると、「快楽」と「歓喜」と訳し分けたり、「喜びや楽しさがもたらされて長期的に持続している」状態と、「強烈で圧倒的な喜びや幸せで高揚感を得るもののしばしば短期的である」状態と解説しているものもありました。

フランスの哲学者アンリ・ベルクソンは1990年の著書『Le rire(笑い)』の中で、〈「plaisir/快楽」とは、己が生命を保持するときに生まれる生存の満足感であり、「joie/歓喜」は己が生命を創造するときに生まれる、生命そのものの満足感である。「joie」はいつでも生命の成功と勝利を告げる。生きる喜びとは「創造」の喜びに他ならない〉といった考察をしています。

季節、お店によって、お取扱いの無いものもございます。あらかじめご了承下さいませ。

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